吃音授業1@茅ヶ崎リハビリテーション専門学校
2014 / 09 / 29 ( Mon )
バオバブの樹の沖村先生が言語聴覚学科で講師をしている茅ヶ崎リハビリテーション専門学校。9/29の授業では、吃音を持つ吉田ひかるくんという現在中学生の男の子の母親が来て、思いを語ってくれるとのことで、茅ヶ崎リハビリテーション専門学校のご厚意で特別にバオバブの樹の保護者も授業を聴講させていただくことができました。

吃音(きつおん)とは、「ぼ、ぼ、ぼ、ぼく」のようにことばの一部を繰り返したり、「きーーーのうね」のようにことばを引き伸ばしたり、「・・・ったまご」のようにことばにつまったりするなど、言葉が円滑に話せないことで、原因ははっきりわかっていないそうです。確立された治療法はなく、自然に治る人もいるし、大人になっても吃音が続く人もいます。

緊張すると吃音がたくさん出る人もいるし、リラックスしているときにたくさん出る人もいる。人それぞれで症状が違うそうです。緊張すると吃音がたくさん出ると思い込んでいたので、とても勉強になりました。

吃音のある人に対しては、吃音が出ていても、最後まで聞いてあげることが大切なのだそうです。「落ち着いて!」「ゆっくり!」等ついつい言ってあげたくなりますが、そうではなくて「吃音が出ていてもいいんだよ」という理解でまわりが聞いてあげることが大切とか。
スラスラ話せたときも、「よくつかえず言えたね」と褒めてあげたくなりますが、それもだめだそうです。そこで褒めてしまうと、やっぱり吃音はよくないと思ってしまうのだとか。つかえずに言えたことではなく、言った内容を褒めてあげてほしいそうです。

吃音のある子は、小さい頃からからかわれたりして、本人も家族もつらい思いをしていることが多いのです。周囲からの理解がなくてつらい思いをする、というところがバオバブの樹の母たちと共通し、大変感慨深いお話でした。吃音があったてて良いじゃないか、凸凹が大きくたって良いじゃないか・・・という考え方が世間にもっと広まってくれると良いなと切に願います。

つらい思いをたくさんしてきて胸中は複雑だと思うのですが、淡々とわかりやすく話してくださった吉田さんに感謝です。

吉田ひかるくんは、朝日新聞の吃音についての特集記事で紹介されたこともあり、
「吃音のこと、わかってください」 (北川敬一著 岩崎書店)
という本や、
吃音に向き合うためのドキュメンタリー映像集「ただ、そばにいる」 (企画 製作 北川敬一))
というDVDでも紹介されています。
このDVDは、ことばときこえの教室の先生がおられる小学校や、吃音をあつかう言語聴覚士の先生がおられる病院で視聴されるのが主な目的なので、一般には販売されていませんが、本は一般でも購入することができます。



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